イギリスでドローンに怯えた馬が突然暴走する事故が増加


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英国では、低空飛行するドローンが原因の落馬事故が増加しています。馬の前をドローンが飛行すると、馬は驚き、暴走することがあります。ドローンは落馬事故を引き起こすだけでなく、大切な馬を傷つけることにもなりかねないのです。

2016年から2017年にかけて、ドローンが馬を驚かせ、事故、またもう少しで事故になったという例は11件に上ります。この数字は氷山の一角で、実際にドローンに関係する苦情の件数は非常に多く、数え切れないほどになっています。

英国にはBritish Horse Society(BHS)という団体があり、この団体は現状を踏まえ、馬に悪影響を与えたドローンオペレーターを罰する事ができる法律を制定しようとしています。BHSはドローンオペレーターたちに対して、乗馬場で決してドローンを飛ばさないように呼びかけています。

一例として、実際に起こった事例を考えてみましょう。ジョアンナ・ジーンズは、昨年11月、メンデップ・ヒルズという場所で夫と乗馬を楽しんでいました。彼女と夫が乗馬を終えようとしていたその時、1台のドローンが現れ、馬が暴れだしました。

彼女がHorse&Hound誌に話すところによると、彼女の馬は非常に臆病で、驚きやすいとのこと。彼女は暴れだす自分の馬になんとかしがみつき、事なきを得ましたが、あと少しで大きな事故になるところだったと述べています。馬は、一度驚いて暴れだすと、騎手がコントロールするのは非常に難しく、最終的に騎手は投げ飛ばされてしまいます。

ジーンズが述べるところによると、当時ドローンを操作していた男性は、自分のドローンが危うく人命を奪うところだったという自覚は、全くなかったようです。

政府当局は現在、新しい法律を制定しようとしています。この法律の下では、警察はドローンを強制着陸させることができ、未登録のドローンを強制的に登録させることも可能です。

アメリカではすでに、FAA(連邦航空局)がドローンに関係する厳しい法律をいくつも施行しています。イギリスでもドローンが許可制になるのは時間の問題でしょう。ドローン操作技術があればドローンを飛ばせるという訳ではなく、ドローンに関係するその土地の法律や条例、細かい規則に通じていなければなりません。

とはいえ、ドローンに関する規制が厳しく、複雑になることは、ドローンパイロットにとってメリットにもなります。難易度が上がるため、ドローン操作は誰でもできる事ではなくなり、それが仕事になる可能性があるのです。真面目にドローンを飛ばしたいパイロットにとっては、ビジネスチャンスの増加につながるでしょう。

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