携帯電話やドラッグを密輸するドローン アリゾナの刑務所で破壊される


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2017年9月、アリゾナ州のバックアイ市にある刑務所で、携帯電話などを違法に輸送していたドローンが撃墜されました。犯行に使用されたドローンは、DJI社製の典型的なドローンのようではなく、プロペラが6つあるタイプで、白地に赤のカラーです。ドローンは軸足が折れ、大破した状態で回収されました。

アリゾナの矯正省によると、このドローンは、アリゾナのルイス刑務所で発見されました。事件当時、ドローンはマリファナと携帯電話を運んでいたということです。矯正省とは、刑務所や少年院でなされる教育、医療、衛生処置などが適正に行われているかを監督する国の機関です。

刑務所員によると、携帯電話などを運んでいたドローンは、囚人たちが立ち入ることができないセキュリティー区域で破壊されました。携帯電話とマリファナを運ぶために、ドローンは密輸用に改造されており、犯行者によって手が加えられたものと見られています。

2017年9月24日、この事件は夜間の刑務所で起こりました。メディアで報道されたのは1か月以上後のことです。アリゾナの警察当局や関連団体によって公に話し合いが行なわれなかったことが要因と考えられています。

この事件の調査に当たった捜査官は「事件当時ドローンを操作していた人物や、ドローンの出発点を調べ出すことは困難だが、携帯電話やマリファナ、ドローン本体に残った指紋やDNA鑑定などから、犯人を特定できる」と述べています。

アメリカでは、刑務所に留置されている囚人に、密輸などで協力した者の罪は重く、最大5年の判決が言い渡されます。アリゾナの刑務所において、携帯電話や薬物を密輸する違法ドローンが発見されたのはこれが初めてで、当局は慎重に調査をすすめる考えを明らかにしています。

この事件で携帯電話などの密輸に使用されたドローンはプロペラが4つ以上あるタイプです。プロペラが6つあるタイプはヘキサコプターと呼ばれ、8つあるものはオクトコプターと呼ばれます。ドローンはプロペラの数が増えると安定性が向上するため、携帯電話など重量のあるものを輸送するため、犯人が安定性の高いドローンを選んだ可能性があります。

携帯電話は受刑者によって、目撃者の殺害や脱獄のために用いられる事があります。このため、携帯電話は刑務所に持ち込むことができず、厳格に取り締まりがおこなわれています。刑務所によっては、携帯電話の電波妨害や携帯電話探知機によって対処する場合もあります。

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