ガラパゴス諸島でネズミ駆除にドローンが活躍

エクアドル領ガラパゴス諸島の国立公園では、ネズミの駆除にドローンを使用しています。

 

チャールズ・ダーウィンが進化論の着想を得たとして歴史上、また生物学上重要な場所であるガラパゴス諸島ですが、ネズミによる脅威に晒されています。ネズミは、17世紀から18世紀にかけて、海賊あるいは捕鯨船員と共に島々にやってきたと言われています。正確な時期は明らかになっていませんが、その後長い間、カメの繁殖を阻害するなど、生態系に悪い影響を与えています。

 

2007年にはノースセイモア島のネズミが完全に駆除されたとみられていましたが、10年後再び存在が確認されました。以降、島の繊細な生態系にダメージを与えることなく外来種のネズミを駆除すべく様々な取り組みが行われています。

 

中でもドローンは理想的な解決策です。機体を青く塗ることで空の色に紛れ、鳥を驚かせないようにしながら、ネズミの生息地に小さな粒状の毒を撒きます。NPO団体「Island Conservation」の南米ディレクターを務めるKarl Campbellは、「ドローンは正確にネズミを狙うことができます。また、ドローンによる害獣駆除は、世界中の小〜中規模の島に対して、高い実現可能性と駆除率が期待できます」と話します。

 

2019年1月上旬、ノースセイモア島及び近隣の小島に2機のヘキサコプタードローンが配備されました。ドローンはそれぞれ約20キロの毒薬を積み、15分間飛行することができます。1機は機械の問題で飛行困難に陥りましたが、もう1機は無事に島の半分に毒薬を撒くことができたということです。ドローンで行えなかった部分には、人が手動で毒を撒きました。これにより、手動とドローンの効果の差を比較することができ、より良い実験になったといいます。ドローンの活躍は科学者による自然保護のやり方を大きく変えそうです。

 

(画像引用:https://www.popularmechanics.com/science/animals/a26028609/drones-are-dropping-poison-on-rats-in-the-galapagos/)

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