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SNSで大人気、ドローンで撮影された「ヒグマ親子の危機」に専門家が苦言

雪に覆われた斜面を懸命に登る熊の親子の動画がソーシャルメディアを席巻しました。それに対してナショナルジオグラフィックは、専門家のコメントを掲載した記事を発表し、懸念を示しています。

 

多くの専門家は、この熊の動画がどうやって撮られたかについて危惧しています。動画はDmitry Kedrov氏によって2017年夏、ロシア・オホーツク海沿岸で撮影されました。

 

1頭のヒグマとその子供が、滑りやすい雪の積もった斜面を登っている映像です。子グマは何度も山を滑り落ちそうになりますが、幸運にも頂上までたどり着きます。しかし、母グマがドローンを警戒し、追い払うような仕草を見せていたことが問題視されました。

 

動画の中盤、母グマがドローンを警戒する仕草を見せたとき、ドローンは野生生物である彼らのとても近くを飛んでいたように見えます。動画の撮影者であるKedrov氏は、この動画は撮影後に編集して拡大したもので、ドローンは熊の親子を怖がらせるほど近づいてはいないと述べているものの、ナショナルジオグラフィックの記事は、この証言は信用できないと言及しています。

 

ボイシ州立大学で野生の熊にドローンが与える生理的な影響を研究しているMark Dimter氏は、記事の中で次のように述べています。

 

「ほとんどの民生用ドローンは高品質のズームレンズを取り付けたカメラを載せられるほどの積載量を持っていません。私はこのドローンが母グマに急に近づき、パニックに陥れたものと推測します」

 

また、アイダホ大学で野生生物を研究するSophie Gilbert氏は、こう語ります。

 

「動画を見てみると、母グマが数秒間ドローンをまっすぐ見つめていることがわかります。母グマからするとドローンは未知の存在に違いありません。我々にとってのUFOです。幼い子グマを抱えて、見たことのない飛行物体に追いかけられた母グマが大きな恐怖を感じたことは間違いありません」

 

ナショナルジオグラフィックの記事は、ドローンが視界に入ったり音が聞こえたりすることは野生生物のストレスになると指摘し、観察や研究目的だとしても、適切なドローンの使い方を定める必要があるのではないかと呼びかけています。

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