長野の諏訪湖でドローンを活用した魚食性鳥類カワウの追い払い実験実施

長野日報は201810月1日、長野県諏訪地域振興局農政課が2018年8月28日に実施したドローンを活用した魚食性鳥類カワウの追い払い実験の結果をまとめました。

この実験は下諏訪町内の諏訪湖上2カ所で実施し、いずれもドローンの接近によって、カワウが逃げる行動が確認できたそうです。これ加えて、対象鳥以外への影響や、ドローンの飛行時間など活用に向けた課題も明らかになったとのことです。

記事によると、実験は魚食性鳥類の食害対策の可能性を検証するため、町漕艇場沖の防波堤ブロックと砥川河口で実施し、砥川河口では爆音スピーカーを搭載して近づけました。

行われた実験で、まず砥川河口ではカワウはドローンが15m(高度6m)にまで接近すると一斉に飛び立ったとのことです。

最初は20羽ほどがまとまって逃げ、次第にバラバラに着水しはじめました。そして、このうち1羽をさらに追い掛けると、もぐって逃れたそうです。また、カワウの群れにいた1羽のアオサギも一緒に逃げたようでした。

なお、その後、当日は雨が降ったため、一部の試験は取りやめとなりました。この調査により、農政課は課題としてドローンの使用が降雨や強風など、気象条件に左右されることがわかったとしています。

また、ドローンの飛行時間が約20分と短い点や、カワウの集団を湖外に誘導するには工夫が求められる点なども課題として残ったようです。

そして、同課では追い払いの対象以外の野鳥への影響を考慮する必要性もあると結論しています。次の実証としては、冬に魚食性鳥類の冬鳥カワアイサに対するドローンの有効性を調べるとのことです。

ドローンの活用は、産業用やエンターテインメント分野だけではなく、どんどん拡がっています。今後も、今回のような学術面でもドローンの活躍の場は増えていくことでしょう。

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