ドローン“長時間飛行”研究 従来の3倍である30分の飛行に成功 星山工業

福島県南相馬市所在の建設業社、星山工業は小型無人機ドローンでの長時間の飛行を目指し、超軽量化と小型燃料電池システムの開発を始めました。

 同社によりますと、国内で同じようなシステムの研究を行っているのは同社を含め3社で、福島県内の企業では初めての取組みといいます。同社では、現行法が規定する様々な課題を解決できれば、直ちに製品化を行う方針です。

 同社は、八戸高専名誉教授・元埼玉大工学部助教授である杉山和夫工学博士を技術顧問として迎え、2018年2月に実証に供する機体を完成させました。

 開発を行う上で、本年度から南相馬市で逐次開所が予定されている福島ロボットテストフィールドを利用し、将来は市内に生産拠点を建設することを目指しています。

 同社によりますと、農薬の散布などで重さ約10キロの資材を搭載したドローンの飛行時間は7分〜10分といいます。飛行時間を延長するには、機体を軽量化するとともに、電源の小型化と大容量化が必要不可欠とされています。

 同社では、超軽量の炭素繊維を用いた複合材料を使用して重量を2割程度削減し、小型燃料電池などを利用した電源供給システムを開発して、これまでの3倍となる約30分間の飛行時間を確保できることを地上試験で確認しました。

 同社は、開発の前段階として超軽量の機材を用いることで、約20分間の飛行を可能としたドローンを、2019年までに商品化することを目指しており、小型の燃料電池システムの実現に向けて、さらに実証試験などを実施することにしています。

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