ドローンから農薬散布 香春町でデモンストレーション飛行 省力化や安全性が魅力 福岡県

2018年4月9日の朝、福岡県香春町のタマネギ畑に、中国のドローン企業エックスエアクラフト・ジャパンの機体にタンクを搭載した赤い大型ドローンが、農薬散布専用のデモンストレーション飛行で1.5メートルほどの高さから液体を噴霧しました。

ドローンを利用することで、2人で1時間半が必要だった作業が3分ほどで終了しました。これにより、1人当たりの負担は30分の1に圧縮できました。

自転車並みの速度で畑の上を3回往復しましたが、飛行中の音はほぼ気になりませんでした。約3分で、縦横60メートル×20メートルがあるタマネギ畑へ農薬を散布し終えることができたとのことです。

「暑い夏での作業はかなり重労働。大幅な省力化となる」。デモンストレーション飛行に協力を行った農業の中元卓也さん63歳は驚きのコメントを寄せました。

農薬の散布では、人手と時間が多く必要になります。また、農薬による肌や目へ刺激、吸い込むなど、散布する人への影響には大きいものがあります。

同メーカーの社長、大城智広さん32歳は「ドローンはスマホで離れた場所からの操作なので、健康への影響は少ない」と話しています。

GPSを用いて作業する範囲を指定すれば、全自動で夜間の作業もできるといいます。

大城さんによりますと、付属機器を含めて1機の初期費用は約350万円とのことで、個人での所有には費用の問題があります。中元さんは「農協などが所有して農家が共有できるなら、費用面は解決できるのでは」と導入への期待を感じているようです。

大城さんは「ドローン利用で農薬散布の省力実現と効率、安全の向上が進む。今後の農業を支援する重要なツールになる」と話しています。

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