AEDの運搬 静岡県で試験を実施 「救える命増やしたい」 袋井市

一般財団法人 日本AED財団などが2018年3月13日、静岡県袋井市のエコパスタジアムがある小笠山総合運動公園で、小型無人機ドローンを使用した自動体外式除細動器AEDを運搬する試験を実施しました。

同試験は、スポーツ大会やイベントなどで急病人が発生した場合を想定して、通報を受けてから可能な限り短時間でAEDの利用ができることを目的として行われました。

同財団では「ドローンという新しい手段を利用して、多くの命を救いたい」としています。

AEDは心臓が規則正しく鼓動せず、細かい震動で血液を全身に送ることができない心室細動という痙攣が起きている場合に、パルス的な強い電気ショックにより正常な鼓動に戻す機械です。

心室細動の状態になると、1分経つごとに助かる確率が約10%低くなるとされ、5分後までに電気ショックをかけることが望まれています。

エコパスタジアムを管理する事務所にはAEDが設置されており、「約690メートル離れた場所で人が倒れた」との想定で試験が行われました。

試験では、AEDの運搬手段をドローンと園内カート、徒歩に分けて運搬した場合にかかる時間を比較しました。

同財団の太田修司さんは「AEDが必要になるときは一刻を争う状態。ドローンを利用してAEDを短時間に遠方に運ぶことができれば、救命率向上の可能性を上げることができる」と話しています。

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