カンボジアでドローンを飛ばしスパイ容疑で逮捕の映画監督 保釈申請却下で拘留長引く 取材していた野党は解党

オーストラリア国籍の映画監督で、フリージャーナリストのジェームズ・リケットソン氏(68)は2017年6月、カンボジアの首都プノンペンにおいて無許可でドローンを飛ばしたことが「国防を脅かす可能性のある情報を収集する行為」であるとして逮捕され、いまだ拘留されています。

プノンペンでは、許可なくドローンなどの飛行機を飛ばすことは法律で禁止されています。リケットソン氏はカンボジアの最大野党「カンボジア救国党」の取材を行っており、選挙集会に参加した際にその様子をドローンで空撮、SNSで公開されたことをきっかけに逮捕されました。

この背景にはカンボジアの厳しい政治情勢が絡んでいます。カンボジアではフン・セン首相が33年間もの間、首相の座に座り続け、事実上の独裁政権を敷いていますが、その座を脅かす勢いで着々と勢力を伸ばしていたのがカンボジア救国党でした。

しかし、その台頭を恐れた政府は、同党を「国家転覆を図った」として訴追、党首も「外国勢力と結託して政権転覆を企て、国家を傷つけた」として国家反逆容疑で逮捕・起訴され、党には2017年11月に最高裁によって解党命令が下されました。リケットソン氏の逮捕は一連の流れに伴うものと見られています。

リケットソン氏はカンボジアで過去に2度有罪判決を受けています。

2014年にはカンボジアで活動するオーストラリアのブリスベン教会による子どもたちの売買に関する映像を放映するようにテレビ局を脅迫し、執行猶予付きの懲役刑となりました。

また、2016年にはNGOを誹謗中傷したとして罰金刑を受けています。しかし、彼はプノンペン周辺の貧困コミュニティの間では、大変人気のある人物です。

リケットソン氏がスパイ活動で有罪判決を受けた場合、5年〜10年の懲役刑になる可能性があります。

2018年1月30日には保釈申請が却下され、リケットソン氏の家族は同氏の健康状態を心配しており、現在140人の囚人が暮らす大部屋での生活で、氏の体重はすでに10㎏減少し、68歳という年齢面でも心身の状態が心配されています。

(画像引用:https://cdn.newsapi.com.au/)

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