火災現場でドローンを飛ばして逮捕された男の初公判 被告は容疑を否認

2018年1月8日、ニュージーランド・クイーンズタウン地方裁判所において、火災現場でドローンを飛行させ、消火活動を妨害したとして逮捕されたホルヘ・エドゥアルド・リケルメ・クルス被告の初公判が行われました。

クルス被告はチリ人で、ニュージーランド全土を旅行中でした。2018年1月3日にオタゴ地方・ロイ山で起きた大規模火災の際、消火ヘリの近くでドローンを飛行させ、操縦士とヘリコプターを危険に晒した罪に問われており、最高で14年の懲役刑を受ける可能性があるとされています。

被告が飛行させたドローンは、出火を受けて出動した8台のヘリコプターを15分間足止めさせ、消火活動の妨げになったものと見られています。

消防、救急および消火活動に関わった操縦士によると、ドローンとヘリコプターがもし衝突していたら、大変な事態に発展する可能性があったとのことです。

ヘリコプターを操縦していたニック・ウィリアム氏は「ドローンとの衝突はかなり致命的なものになる可能性があり、ヘリコプターを墜落させる可能性すらある。火災の消火活動を行う際、非常に迅速な行動と、密なコミュニケーションが必要だ。何か行動を起こしているときは、すでに次の行動を考えていなければならない。視界も悪く、ドローンが見えてから回避しようとすれば、もはや手遅れだ」と警鐘を鳴らしました。

しかし、クルス被告側の弁護士は、クルス被告と被告のドローンは警察が主張しているほど火やヘリコプターの近くにはいなかったと主張しています。

弁護士は法廷で「彼は実際にドローンで撮影した映像を所有しており、その映像を見る限り、間違いなく相当離れた場所からの撮影だ」と徹底抗戦しました。

ニュージーランドでは、2015年にクライストチャーチ北部パインズ・ビーチでの火災現場で同様の事件が発生しており、当時逮捕されたドローン操縦者は罰金1,000ドルの判決を受けています。

今回のクルス被告の事例では、火災の規模が非常に大きいことから、判決に注目が集まっています。

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