ドローン飛行でヒューマンエラーを減らすためにできる「チェックリスト」の考え方


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先日はドローンの運用システムに欠かせない「ヒューマンファクター(人的要因)」の話をした(参照「ドローンのシステム運用で欠かせない視点「ヒューマンファクター(人的要因)」って?」)。

ヒューマンファクターという視点は、公的な運用システムだけではなく、ドローンの私的な利用でもぜひ持ちたいものである。ヒューマンファクターによるドローン事故――ヒューマンエラー――を減らすために、いちドローン愛好者の個人レベルでは何ができるだろう。

一つには先日も述べたように、「クルー・リソース・マネジメント」にならい、操縦者の他に監視者をおく方法である。操縦中のドローンパイロットは操作に専念しており、気を配っていても何事か見逃してしまう可能性がある。それをやはりドローン知識のある監視者の目で補うことで安全性を高める。

さらに参考になりそうなのが、有人の航空機の操縦士が用いる「チェックリスト」である。航空機の安全飛行のために離陸から着陸で確認するリストのことで、手順の抜けやミスなどがないか逐一確認するようになっている。

このチェックリストは訓練の段階から使われ、操縦士にとっては非常に馴染みのあるものであるが、何も航空業界に限ったものではなく、医療現場で採用されていることもある。
このチェックリストはもちろんドローン飛行においても応用できる。以下のような観点が考えられるだろう。

●周辺環境
・・・天候や周囲の建造物、電波干渉の有無等
●機体
・・・機体の設定、異音の有無、充電状況、プロポの設定等
●その他
・・・操縦者の健康状況、搭載カメラの設定等

これらのチェックリストは初心者はもちろんのこと、ある程度操縦に慣れた人にも効果を発揮する。それは「チェックリストで確認を行う」という作業自体が儀式化し、心をより落ち着ける手立てと成り得るからである。

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