COVID-19のテック業界への影響

言うまでもなく、新型コロナウイルスは私たちの日常生活のあらゆる面に影響をもたらしました。それは私たちの行動、働き方、人との交流のあり方を変えました。それは先進国と開発途上国を問わず、世界中どこでも同じように深刻な影響をもたらしています。

 

各マーケットに悪影響が出ていますが、今回はテック業界に焦点を絞ってお話ししていきたいと思います。

 

テック業界は常に世界で最も急速に成長している産業の1つであり続けてきましたが、今回のアウトブレイクがどれほど壊滅的な影響をもたらしたかを目の当たりにするのは、エキサイティングなことだと言えるでしょう。

 

事前のプランニング

どんな企業も、何か問題が起きたときのことを考えて運営されています。これは、厳しい状況でもそれなりの利益を確保するためには重要なことです。しかし今回の新型コロナウイルスの状況に対しては、テック業界は完全に無防備でした。その影響は非常に素早く壊滅的なものとして現れ、準備ができていた者はいませんでした。現在、テック業界は新型コロナウイルスのような世界的なパンデミックの影響予測に取り組んでおり、より長期的なモデルと、高度なシミュレーションの開発を行っています。

 

技能労働者の確保

特にテック業界に顕著なもう1つの大きな問題は、質の高い労働力の供給ラインが断たれたことです。大半の働き手はリモートで仕事を行っており、新たな人材のスカウティング、採用、トレーニングは以前のようには機能していません。

そしてこれまでの経験から、新たな人材をリモートでトレーニングするのは実地で行うよりも遥かに困難であることが分かっていますそしてリモートワーカーが大量に増えたことで、テック業界にとってはサイバーセキュリティという、より大きな問題が持ち上がりました。大量のリモートワーカーにより、セキュリティ侵害が起きる可能性は非常に高まっています。

 

顧客とマネーフロー問題

多くの企業が国外消費に依存していますが、新型コロナウイルスの影響により顧客の買い控えが起き、このプロセスが鈍化しています。テック業界はイノベーションを起こして新製品を市場に届け続けるためにキャッシュに依存しているため、これは深刻な問題です。 今後、企業はこれにどう対応していくのでしょうか?一部のマーケティングの専門家は、最も利益が大きい地域および顧客のみにフォーカスを移すことを提案しています。

 

大手テック企業の対応

新型コロナウイルスという、これほどまでの大規模な危機に対して、特に小規模な企業は厳しい対応を迫られることになり、その多くが破綻に追い込まれました。 大企業が影響を受けていないということではありませんが十分に対応は可能ですし、その対応は企業ごとに異なっています。

アップル – アップルは一時的に中国全土の店舗を営業停止しています。

グーグル – グーグルは一時的に中国、香港、台湾のオフィスを閉鎖しています。

マイクロソフト – マイクロソフトは状況が沈静化するまで従業員に在宅勤務を求めています。