ビットコインの価格がこれほどまでに高まっている理由

2020年はビットコインの年でした。その価格は驚異の2万3,000ドルにまで高まっています!しかし、何がこれほどまでの価格高騰をもたらしたのでしょうか?ビットコインが、大企業、億万長者、小売投資家にとって最も利益が見込める投資対象の1つになった原因は何なのでしょうか?今日の記事では、その点を掘り下げていきたいと思います。

インフレ

アメリカが金本位制を廃止して以来、ドルの供給は順調に増えていきました。そして今回のパンデミックが始まって以来、マネーサプライが史上最大規模で増加しています。

政府は国民や企業がこの困難を乗り越え、破綻しないようにお金の供給を増やさざるを得ない状況に追い込まれています。このお金の投入は短期的には個人の助けになりますが、世界の経済学者たちは長期的な影響を最も懸念しています。長期的な影響としては、インフレや米ドルの購買力低下などがあります。

なぜこの状況がビットコインにとって追い風になったのか?

従来の通貨とビットコインの大きな違いは、将来的にどれだけの量が存在するのかを分かっているか否かという点にあります。この情報はビットコインコードに記されており、ビットコインは供給量が固定された唯一の金融資産になっているのです。要は、政府がさらに多くのビットコインを刷ってインフレを起こすということはできないのです。

世界的な普及

ビットコインの大きな問題の1つは、テクノロジーに精通した比較的少数の人間にしか利用されていないということでした。 しかしペイパルがビットコインに対応し、ユーザーによる送金および受け取り、決済の実行を可能にすると発表したことで、この状況は変わっていくでしょう。

ペイパルは全世界に約3億5,000万人のユーザーを抱えているため、ビットコインとしては数百万人という一般ユーザーがいる巨大市場に進出できるので朗報です。市場はこのニュースにすぐに反応し、ビットコインの価格はさらに増加しました。

ビットコインに関するまとめ

2020年はビットコインにとって素晴らしい年になりましたが、これだけ価格が急変動することに耐えられないというバイヤーもいます。価格の急変動は、現在でも大半の一般ユーザーにとってビットコインに対する懸念となっています。

この流動性の高さが今後落ち着いていくのかどうかは動向を見守っていきたいところですが、ビットコインの人気はさらに高まっており、他にも様々な暗号通貨が存在するにも関わらず、これほどまでに一般に浸透して大きな注目を集め、価格が高騰したものはないということだけは確かです!